2009-08-26(Wed)
いじめ自殺 学校はアウトローの空間
名古屋の中3焼身自殺、母が「いじめ」と相談
名古屋市守山区の歩道で今月21日未明、同市内に住む中学3年の男子生徒(14)が焼身自殺した問題で、男子生徒の母親が昨年11月、「息子がいじめを受けている」と学校側に相談していたことがわかった。
生徒が通う中学校の教頭が24日、明らかにした。
同校はいじめにかかわった同級生らを指導し、いじめは同月中になくなった、としている。県警守山署もこうした事実を把握しており、自殺との関連を調べている。
教頭によると、男子生徒の同級生らが昨年9月頃から、男子生徒の持病の皮膚炎をからかってあだ名で呼んだり、カバンを引っ張ったりするなどのいじめをしていたという。
服が汚れていることなどを不審に思った母親が、男子生徒に事情を聞き、いじめが発覚した。相談を受けた同校は、いじめにかかわっていた同級生ら7人に注意した結果、いじめはなくなり、今年3月の個人面談でも男子生徒は「いじめはもうありません」と話したという。
一方、同校は24日朝、全校集会を開き、男子生徒の自殺を報告。校長は「皆さんは命を大切にしてほしい」などと呼びかけていた。
(2009年8月24日11時52分 読売新聞)
いじめ、っていったいなんだろう。
相手に暴力をふるっても、学校内では暴行罪に問われない。
恐喝しても恐喝罪に問われない。
死に追いやっても殺人罪に問われない。
今の学校はアウトローの空間におかれている。
法の下に学校運営を行って、何か支障があるというのだろうか。
無法地帯だからこそ、耐えきれない暴力が横行している。
学校も法律に従って罰せられるとなれば、おいそれと犯罪は犯さないはず。
いじめを完全になくすことはできない。
しかし、学校から、生徒を死に追いやる暴力を除去することはさほど難しいことではない。
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